2016年2月29日月曜日

CAROL



今日は第88回アカデミー賞の発表日。
速報をチェックしながら作業中です。

先日、公開をずっと楽しみにしていた「CAROL」を鑑賞。
1950年代のニューヨークを舞台にした、トッド・ヘインズ監督による
二人の女性の純愛を描いたこの作品は、映画全体がカラーコーディネートされていて
まるで絵画を観ている様な淡いトーンが本当に美しく
衣装や小物まで一瞬も目が離せない計算された画面構成が素晴らしかった。
その淡く美しい画面は、画家エドワード・ホッパーの絵のようだとも言われています。
宝塚の男役の様なケイト・ブランシェット演じるキャロルと
殺人的な可愛さのルーニー・マーラ演じるテレーズのキャスティングも最高でしたし
ストーリーも含めてとても好きでした。
アカデミー賞主演・助演女優賞等ノミネートも納得!

1950年代には、映画に規制があり
人種差別や同性愛を題材にした映画は撮れなかったそうなので
1950年代の映画の表現や撮影法に限りなく近い演出をしている「CAROL」ですが
その時代には決して作られなかった作品という、色んな意味で深い映画だそう。

本当に良い映画です。
今観るべき映画。

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