2019年9月2日月曜日

Organic


昨日は「春待ちのうえん」で無農薬野菜や葡萄、お花を作っている
農業に夢中の母に誘われて
兵庫県は神鍋にあります「みんなのやまごや なないろ」さんで開催された
「たねと私の旅」という映画鑑賞とお食事会へ行ってきました。

軽い気持ちで行ったのですが、そこにおられる素敵な方々との出会いや
ベラボーに美味しい無農薬野菜でのお食事、それからとても面白く興味深かった
「たねと私の旅」という素晴らしい映画作品....
なんにも考えずに行った自分が情けなくなるくらい、日々の食事や暮らしを今一度見直し、
考えなければならないなと思った、そんな日となりました。


監督のオーブ自身による、ドキュメンタリーのような作品
食べ物の大切さや食べ物のの背景を教えてくれた母との記録でもあります。

64カ国で遺伝子組換の食品表示が義務づけられているのに
カナダ・アメリカにはそれがないため、食品の多くにGMの原材料が使われています。
どんな背景でその食べ物が作られているのかがわからないことに疑問を呈したオーブが
何が起きているかを知るべく、カメラを携えて外の世界へと向かっていき、
食品業界の話からアメリカの政治も交えて話が進んで行きます。

作品の途中で紹介されるケベック流のお豆のスープやチェリートマトを使ったガレットなど
お腹がすいてるとキツイ程美味しそうなものばかり。
小麦を粉砕できる便利な機械も可愛かったな〜 


映画鑑賞の後の楽しみにしていたお食事会のごはんは
けび岡という山村で石窯ピザのお店を営む「ジネンアン」さんのベジプレート。
映画に出て来たような、チェリートマトを使ったタルトみたいなものや
これにケベック風のお豆のスープまで付いていました! 


◆ピッコラカナリアとイエローミニとステラミニトマトのガレット
◆けびきゅうりとビーツツルムラサキのグリーンサラダ
◆切り干し大根とアロイトマトのアラビアータ
◆イセヒカリと八鹿浅黄と虎うずらと七夕豆のグレインズサラダ
◆オートミールコロッケに自家製ソースを添えて
◆進ナスと誕生の塩ステーキ
◆季節野菜のラグーと豆乳のラザーニャ
ケベック風 黄色い豆のスープ    
   

こんな美味しいご飯初めてかも。というくらい、素材を活かした丁寧な味付けと
目でも楽しいお昼ご飯で、幸せな時間を堪能しました。
本当に美味しいご飯ってこうゆうのを言うんだろうな〜と心もお腹も大満足。
次回は是非こちらのお店に行ってみたいなと思っています。 


この日、輪園さんで買ったカモミールとオレガノをお庭に植えました。可愛い...



私は20代前半まで、無農薬なんて言葉とは全く無縁の生活でしたが
綾部市に移住して田舎で暮らしたいと想い始めた時くらいから
母の影響もあって少しづつ食に興味を持ち始めていました。


ただ、そこまで、絶対無農薬!とかなかったですし、普通に外食もしていたのですが
先日大阪のとある店で食事をした時、「この野菜はどこからきたのだろう?」と考えると
喉を通らなくなり、ぱさぱさの野菜も濃い味のメインディッシュも美味しいと思えなくなっていて、そんな自分にびっくりしてお店を出ました。

でもそれは、毎日当たり前のように食べている母の無農薬で作っている野菜が
美味しいのはもちろんのこと、安心で、やはりその野菜たちの産まれた背景を知っていて
食べているからだと思います。
私だけではなく主人もたべものの背景がわからない食べたくないな...
今迄散々ジャンキーなものを食べてきたのに
この一年で食に対する考え方が少しづつ変わってきました。
昨日のジネンアンさんのランチを食べたら、世界が変わります


ただ、有機野菜や無農薬野菜、添加物の入ってない加工品は決して安いものではないので
今迄買うのを躊躇していたのですが、ランチの際に隣の席にだった素敵なおじさまに
病院代考えたら高い調味料なんて安いもんやで!」と言われて目から鱗でした。
本当にその通りです。
歳をとって入院もしたくないし、病院にもなるべく頼りたくない。
ということで、帰りしに早速、良さげな調味料をがんぴー穀物倉庫さんで調達して帰宅。

なんとも濃い内容の一日でした。

食は大事。
当たり前のことですが、大切なことに気付かされた、忘れられない一日になりました。
神鍋、とっても気に入ったのでまた近いうちに行きたいです。

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