ローマ時代に起源を持つ、歴史が色濃い街「グラナダ」。
初めて訪れた際は、マドリッドからバスで6時間ほど南下して辿り着いたのですが
マドリッドのアーバンな感じとは打って変わって、800年に渡りイスラム教徒に
支配されていたこともあり、今もアラブのエキゾチックな残り香が漂う独特の雰囲気でした。
そんな街をふらふら歩いている時に目に入った八百屋さん。
野菜と果物が大胆且つ雑多に陳列されているのに、なんだか妙にバランスがとれていて
おばさんの背後にある年期の入った機械や秤までがアートに見えて面白かったので描いてみました。
観光スポット「アルハンブラ宮殿」はもちろん素晴らしいのですが、入り組んだ街に
ぽつんとある個人商店も興味深く面白いお店が多いので時間を取って訪れるのがオススメ。
気難しそうな店主がいる、洒落たビンテージやレコードを扱う小さなお店で
ろくに視聴もせず主人へのお土産に7inchのレコードをほぼジャケ買いで5枚買って帰ったのですが
その中に探していたレコードがあったらしく、思っていた倍以上に喜ばれたのも
グラナダでの思い出エピソードです。
良い気候の続く大好きな5月は爽やかなグリーンイエロー。
【6月 / Junio】
マドリッドで一番有名なメルカド、Mercado de San Miguel(サンミゲル市場)。
その中にある海鮮を使った加工品やアンチョビ・オリーブ・青唐辛子を櫛にさしていただく
フィンガーフードなどを販売しているお店で、店員さんのファッションがお店の雰囲気と見事にマッチしており、背景の真っ白なアメリカンタイルと併せてとても素敵でした。
このお店はもちろん、サンミゲル市場はスイーツも豊富で、なんでも一つから購入して
その場でササッと食べられてかなり楽しめます。
マドリッドではいつもばたばたして、なぜかゆっくり時間がとれないのですが
アトーチャ駅やレティーロ公園、ソフィア王妃芸術センター、プラド美術館などガイドブックに掲載されているところがどこも素晴らしくて、中々ディープな街散策まではできていないので
次回行く時はもっと時間がかけてゆっくり周りたいなと思います。
マドリッドで一番感動したのはやっぱり「ゲルニカ」。
最近梅雨シーズンが一ヶ月遅れている印象がありますが
6月のイメージに併せて、カラーは大好きなパープル。
【7月 / Julio】
白い村で有名なミハスで見つけたこちらのお店はオーガニックのチョコレート&ジェラートやさん。
チョコレートジェラートはパリパリの薄い板チョコ付きで、自然な甘みで美味しかったなという記憶と
店員のお二人が完全にラテンノリでアゲアゲだった記憶が色濃いです。笑
隣の空間で販売されているチョコレートは、沢山種類がありパッケージもビビッドカラーで可愛くて
お土産に沢山購入。ジェラートもチョコレートもとても美味しかったけれど
”また来たい”と思えるお店は、国内でも国外でも、やはり”人”なのだろうなと思いました。
白い村関連で、ミハスはもちろん素敵な街なのですが、近郊のネルハ、フリヒリアナも
大好きな街で、ネルハには地中海を見渡せるバルコニーなんかもあって
そこから見える地平線が本当に美しく素晴らしいです。
フリヒリアナはネルハからバスで20分程。絵葉書のような景色と街並が広がります。
外国の海は少ししか知らないのですが、ターコイズブルーの地中海は本当に美しい。
ハッピーな店員さんをイメージして、カラーは元気なショッキングピンク。
【8月 / Agosto】
バルセロナで最もボピュラーなメルカド、サンジョセップ市場。
地元の方というより、もはや観光客のみでごった返している印象のあるメルカドですが
目がチカチカする様なカラーとパワフルなお店が多く、入った瞬間から活気を感じます。
そんな市場の奥の方にあった、新鮮な果物を使用したフレッシュジュースやさん。
赤や黄色、ピンクに緑と発色の良いカラーのフレッシュジュースを
氷をびっしり敷き詰めた籠いっぱいに陳列していて、店員のおばさんも含めてとてもユーモアのある
面白いお店でした。日本では発注があってから作るお店が多いように思いますが
ここは作られたものを並べるスタイル。一日で売り切れているのか?とちょっと心配になりました。笑
天井から吊るしてある果物も斬新で、日本にはない構図が面白いですし、見ているだけで楽しくなるようなお店でした。
思い出しながら綴ると、めちゃくちゃ行きたくなります。
次回は9〜12月をご紹介します!
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